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  • 安行庭苑 秋 隠れた名所【篠岡八幡大神社(笹久保)】


ご無沙汰しております、秋山です。

今年の夏はとても暑かったですね。
剪定管理工事の仕事の中で、街なかでは、あまりの暑さに枝が枯れてしまった樹木がいくつかありましたが、安行庭苑のスタッフは今年の夏をなんとか乗り越えました。

10月に入りやっと秋らしい気温に落ち着いてきたと思います。

さて今回は現場の近くで社長と立ち寄らせていただきました、曼殊沙華の隠れた名所を紹介したいと思います。
図1の写真はさいたま市岩槻区笹久保にある「篠岡八幡大神社」の曼殊沙華の畑です。

篠岡八幡大神社は創建年代は不詳とされています。
源義家が奥羽征討の途中に立ち寄り、軍扇を埋めて八幡神を勧請し、武運長久を祈願したと伝わっています。1)
そのことから平安時代後期には存在していたと推測されています。
篠岡八幡大神社がある「笹久保」という地名も軍扇を埋めたところが笹が生い茂った窪地であったことが由来です。1)
[図2] 篠岡八幡大神社鳥居 筆者撮影2023/10/02
[図3] 篠岡八幡大神社神楽殿 筆者撮影2023/10/02
曼殊沙華畑の真ん中に、なんと土俵が設置されている所があります。[図4]

ここは重要無形民俗文化財に指定されている「岩槻の古式土俵入り」という行事が行われる場所でした。

「岩槻の古式土俵入りは、旧岩槻市大字釣上と大字笹久保で行われる子供の健やかな成長を祈願する行事である。」2)と、記されています。

この行事は相撲をとることはなく、様式化された土俵入りだけが行われるところに特色があるそうです。子供だけが行う土俵入りは埼玉県内では二地区だけに伝承されています。2)

もう時期は終わってしまっていますが、重要文化財指定されている「岩槻の古式土俵入り」はぜひ見てみたいと考えています。

また隠れた名所を発見したときは、この様に紹介させていただきます。



参考・引用文献
1)大村進 『埼玉ふるさと散歩(岩槻市)』さきたま出版会、1992年、85-86頁
2)文化庁データベース「岩槻の古式土俵入り」https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/302/00000796
 (2023年10月5日筆者閲覧)


 
[図4] 曼殊沙華畑の中の土俵 筆者撮影2023/10/02
[図5] 古式子供土俵入りの看板 筆者撮影2023/10/02

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