皆様こんにちは、秋山です。^^

5月ももう中旬ですね。安行庭苑は、エクステリア・庭工事のための資材や植木の搬入  お打ち合わせなど、お陰様で忙しい日々を送らせていただいております。

ゴールデンウィークは暦通りしっかりとお休みをいただき、私は山梨県の河口湖近くを観光していました。やはり職業柄、河口湖周辺の自然の中の樹木を見て、どのように枝葉を伸ばして成長しているのかよく観察していました。

今回は河口湖周辺のことを紹介させていただきたいと思います。



[図1 新倉山浅間公園展望台 忠霊塔 筆者撮影2024/05/04]

 [図1]の五重塔は山梨県富士吉田市の新倉山中腹にある「忠霊塔」と呼ばれる戦没者の慰霊塔です。この忠霊塔と富士山を望むこの景色は、日本を象徴する景色として広く世界に知られていて、その眺めを見ようと国内外から多くの観光客が訪れます。ちなみに検索サイトで「日本」や「JAPAN」で画像検索をすると真っ先に出てきます。

右の写真は「忠霊塔」の道すがらにある、「塩釜神社」へ続く階段から撮った写真です。ノムラモミジがとても美しい樹形で参拝者をお出迎えするように植えてあります。このモミジがあまりにも美しかったのでよく見てみると枝先を触っていない状態でありましたので、社長がよくおっしゃっている「雑木の美しさは枝先に宿る」という言葉が思い出されました。


[図2 塩釜神社へ続く階段 筆者撮影2024/05/04]

北口本宮富士浅間神社

 景行天皇(在位景行天皇元年~景行天皇60年)40年(西暦110年)、日本武尊(景行天皇12年~景行天皇41年)がご東征の折、箱根足柄より甲斐国酒折宮に向かう途中で、当地の「大塚丘」を通過の際に「北方に美しく広がる裾野をもつ富士は、この地より拝すべし」と仰せになりました。これに従い大塚丘に鳥居が立てられ加えて後の景行天皇50年には祠を建て、浅間大臣と日本武尊をお祀りしたことが始まりとされています。

 [図3]は北口本宮富士神社の参道です。杉の林道がとても神秘的な雰囲気があり、通っているだけで心が洗われるような気分になります。


[図3 北口本宮富士神社の参道 筆者撮影2024/05/04]
[図4] 北口本宮富士浅間神社 拝殿 (国指定重要文化財)
筆者撮影2024/05/04
[図5] 北口本宮富士浅間神社 手水舎の近くにあるモミジ
筆者撮影2024/05/04
[図5]は境内の手水舎の奥にある古いモミジが美しかったので撮影したものです。[図2]の枝先の美しいモミジとは少し違って、枝一つ一つがお椀を逆さにしたような塊を形成して、引いてみた時に全体の輪郭が通っています。
 安行庭苑のお客様のお庭で日陰で育っているモミジがあるのですが、枝の形成の仕方が少し似ていました。やはり、
杉林の様な日陰が多い環境がこういった落ち着いた枝の形成の仕方をするのでしょうか。今後調べてみたいと思います。

 ゴールデンウィークの中で旅行も兼ねて河口湖周辺の自然を観察しましたが、やはり勉強になることがたくさんありました。こういった研学の意識を忘れずに日々精進していきたいと思います。

安行庭苑 秋山


参考文献
1)新倉山浅間公園観光情報「忠霊塔の紹介」
  
https://chureito-pagoda.com/summary/ 
  2024/05/16筆者閲覧
2)北口本宮富士浅間神社公式ホームページ「由緒」
  https://www.sengenjinja.jp/yuisho/index.html
  
2024/05/16筆者閲覧