こんにちは、秋山です^^

6月に入り、蒸し暑くなってきています。
去年の夏の暑さを思い出しつつ、現場ではで大汗をかきながら重い石を運んでいました。

その現場はお客様の不要になった石材を引き受ける工事です。

その石材の中に、時代が乗った狛犬の石像が待ち構えていたように佇んでいました。
そしてもれなく安行庭苑の仲間に加わったのです。

今回は狛犬についてブログを書かせていただきます。

[図1 二対の狛犬 筆者撮影2023/06/10]
神社の境内には狛犬が来る人を出迎える様に佇んでいます。

稲荷神社であれば狐、春日大社であれば鹿など、神社には様々な動物の像が置かれていますが、どうして神社には動物がいるのか不思議に思ったことはありませんか。

調べてみると、動物が神に仕えるものであると考えられていて、神使(しんし)あるいは眷属(けんぞく)といわれていようです
1)

また、日本では神々が姿を人前に現わさないため、神にゆかりのある動物が代理として、神の意志を人々に伝えると考えられたこともわかりました。

そして、神にゆかりのある動物が神使となるため、哺乳類・魚類・鳥類・想像上の霊獣など様々な種類が存在しています。[図2][図3]
[図2] 奈良の春日大社 手水所 
        春日大社公式ホームぺージ閲覧2023/06/10
[図3] 三河 猿田彦神社 かえる像 
   猿田彦三河神社公式ホームページ閲覧2023/04/28
〈狛犬〉
狛犬は神社の守護や魔除けの役割を持った霊獣です。
仏教とともに日本に伝来したと伝えられております。

獅子はライオンでありますが、古代日本人は獅子を見たことがなかったためこれを異様な形をした生き物をイヌと勘違いしました。
また、朝鮮から伝来したことから「高麗(こま)犬(いぬ)」と呼ばれるようになったそうです
2)

古くは宮中の調度品として用いられていましたが、時が経つにつれて拝殿の床上、拝殿前、鳥居のそばと屋外に置かれるようになっていきました3)

 

[図4]浅草神社の「夫婦狛犬」
  浅草神社公式ホームページ閲覧 2023/06/10

安行庭苑の仲間になった二対の狛犬[図1]は、浅草神社にある「夫婦狛犬」[図4]によく似ています。

「夫婦狛犬」は江戸初期に作られ、形状が珍しく大変貴重なものであり、その寄り添って佇む様相から「良縁」「夫婦和合」「恋愛成就」のご利益があるとされています
4)

頭のくぼみや、にっこりと笑顔を浮かべているという共通点があることから安行庭苑の狛犬も「夫婦狛犬」をモデルとしているものだと私は考えています。

苔の蒸し方や経年変化した石の様子から、江戸初期につくられたと言われてもおかしくないでしょう。

私も石の様に歳を重ね、弊社社長が提唱している”造園資材の経年美化”の様に造園家としても成長していきたいです。

そのためにも日々精進です。

これからもっと暑くなってまいります。
皆様どうかご自愛くださいませ。

安行庭苑 秋山


参考文献
1)茂木貞純『神社のどうぶつ図鑑』日見書房、2018年
引用文献
1)茂木貞純『神社のどうぶつ図鑑』日見書房、2018年、8頁
2)明治神宮公式ホームページ「Q&A明治神宮関係」https://www.meijijingu.or.jp/faq/
 (2023年6月10日筆者閲覧)
3)茂木貞純『神社のどうぶつ図鑑』日見書房、2018年、114頁
4)浅草神社公式ホームページ「社殿について」
https://www.asakusajinja.jp/asakusajinja/about/#syaden
 (2023年6月10日筆者閲覧)